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発酵食品って必要?

発酵食品って必要?様々なライフスタイルがあり、食事のスタイルも人それぞれ。日に摂る食事の回数、摂る時間もまちまちだ。寂しいことに家族で食卓を囲んで、なんて事は年に何回あるのだろう。少なくともいろいろな事が私の幼少時代とは大きく様変わりしている。
ファーストフードの流れも「食」そのものを大きく変えた。便利な分、大切な何かを忘れてしまったような気もする。変わっていないといえば「食べ方」だろう。
生で食べる、熱を通す、そしてもうひとつは発酵させて食べる。今風だとチーズやヨーグルトという答えが真っ先に返ってきそうだが、個人的には「納豆」だ。それも大粒のもの。和風の味付けでは味噌や醤油が基本である。いずれも大豆が原料だ。大豆は「畑の肉」と言われるほど栄養的には文句なしの食べ物だ。また納豆は弥生時代からあり、長く食べ親しまれてきた食品でもある。そのおいしさの基本はというと、やはり大豆そのもので決まるらしい。よくかき混ぜ、箸で上下に、それからぐるぐると回転させる。糸が引けば引くほどいいそうだ。この糸の正体はグルタミン酸だそうだ。そう、うまみの素でありアミノ酸である。とは言っても、苦手な方も少なくない。「納豆だけならなんとか...」という方もおられよう。かき混ぜずに食べるのがいい、なんておかしなことも最近では耳にする。でも糸を引きながらあつあつのご飯と一緒にほうばる、これ以上はないと私は思うのだが。地域差もあるが、近年いろいろな食べ方があるとのこと。読者の皆様方も、こんな風にして食べたら美味しかったなどのご意見を是非編集部にお寄せいただきたい。
ところで、納豆そのものがもつ健康効果も多彩である。そのひとつにナットウキナーゼが挙げられる。言わずと知れた血栓溶解酵素である。脳梗塞、虚血性疾患、血栓疾患の予防に役立つ。また、ビタミンK2が豊富に含まれることから骨粗鬆症の予防にもつながる。他にも血圧降下作用、納豆菌による整腸作用、抗動脈硬化作用などなど。これさえ食べていれば大丈夫、なんて思ってしまうくらい万能だ。
しかし悲しいかな、誰しも例外なく年を取る。個体差こそあれ体力、気力、ヴィジュアル共にゆっくりと下り坂を降っていくものなのである。「食」も例外なく細くなっていく。だからこそ本当に今食べたいもの、「食」を見直す必要があるのだ。
消化吸収能力も着実に低下するから若い頃のような暴飲暴食は到底無理な話し。良質なものを求め、元来日本人が食してきたものを見つめなす良いチャンスが齢四十にして巡ってきた。
そして前述する「食」にプラスアルファで是非とも霧島黒酢ブランドの発酵食品群(健康食品)を活用していただきたい。未知数ではあるが必ずや結果がだせる、それこそが「本物の健康食品」ではあるまいか。
いま一度自身も含め問いたい。発酵食品って必要?

合同会社グッドライフマイスター 水野倫達

季刊情報誌「霧島黒酢通信Vol.3」より