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田中酒造場)純米大吟醸「亀の甲」寿亀・神韻
当店ではアルコール飲料を販売しています。以前、お客様から「健康を唱える立場の人間が、肝臓を悪くする物を扱うとは、信用できない。」というお叱りを頂いた事がありました。反面、「酒は百薬の長」と『漢書・食貨志下』で述べられているように、適量のお酒はどんな薬にも負けないと言われることもあります。
当店では「百薬の長」になり得るお酒だけをご紹介しています。サプリメントでも食品でも、もちろんアルコールでも、適量を維持してバランスを保つことが大切ですが、それ以前に「体のことを考えた製法である」事が絶対条件なのです。どんな厳選された原料であっても、製法を間違えると体を害する食品になってしまいます。
ですので当店は「何でも揃う酒屋さん」ではありませんで、どちらかと言うと「お店のスタッフが気に入った物だけを置いてる、わがまま三昧のお店」だと言えるのです。しかし、そんなスタッフですから仕入れコンセプトは「売れ残っても店員が喜んで購入する」だったりします。
そんなスタッフが一番売れ残って欲しい地酒がこれ!『亀の甲 寿亀・神韻』です。
…まあ、売れ残ったこと何で無いんですけどね。
このお酒、使うお米は蔵元の社長自らが栽培にたずさわっている酒造米「亀の尾」です。
通常、酒造米を精米して仕込に使うのですが、ここで磨きと呼ばれる「どこまで精米するのか?」がポイントになります。通常、70%であったり、60%であったりするのですが、60%以下の場合は『純米吟醸酒』、50%以下なら『純米大吟醸』などと歩合によって分類されています。
そこでこの『亀の甲 寿亀・神韻』が話題になるのですが、何と究極の磨き8.5%(2013年物)。もはや仕込の「お米」ではなくて「小粒のビーズ」よりも小さいのですから、商売と言うよりも趣味でやってるとしか思えません。まあ、そもそも「亀の尾」の栽培自体が趣味だとお聞きしますので…。
ここでお客様から「あまりに磨ぎすぎて、味がしないのではないですか?」とご質問を頂きます。どうやら「10kgの酒造米で規定量の仕込をするとして、10kgを磨ぐと原料が少なくなるから薄くなる?」というイメージだそうですが。これ、違いますね〜。それではお酒になりませんから。
ようするに、「研ぎ終わった原料をどれだけ使うか!」なのです。当店スタッフが田中酒造場のお酒を好きな理由は、「沢山研いでもしっかりと原料を使って仕込ので、しっかりと風味があるお酒に仕上がる。」からなのです。だからお客様にもご紹介しているのですよ。
『亀の甲 寿亀・神韻』凄いですよ。まろやかなのに風味もちゃんとあって、まさにオイシイお酒なのです。難点は仕込が少なく、1年に一度の蔵出しの本数もかなり少ないことです。
毎年9月に蔵出しをしますが、弊社では入荷本数のほとんどがご予約で売れてしまいます。毎年夏には事前にお客様からのご希望をお聞きするのですが、それでもお届け出来ない場合は…申し訳ありません、先着順ですから。
毎年入荷前にはスタッフのテンションも上がりっぱなしの『亀の甲 寿亀・神韻』、日本酒がお好きな方には是非ともお飲み頂きたいです。