体内の様々なタンパク質を作るアミノ酸ですが、肝臓のような内臓、血液、筋肉などに150〜200gぐらいが貯えられています。
体内のタンパク質は常に入れ替わって、古いものは次々に分解されてしまいます。タンパク質というのは、絶えず入れ替わっているのです。
自分の体であっても、半年も経つとほぼ全身のタンパク質は入れ替わっています。
毎日失われるアミノ酸
常に新旧が交代しているタンパク質ですが、新旧交代ができないと、むしろ健康上に色々な問題が出てきてしまいます。
私たちの体は1日に約150gのタンパク質が分解されて、アミノ酸に戻って再利用されますが、40%以上のアミノ酸は再利用されずに尿や便と一緒に体外へ排泄されてしまいます。
1日に約60g以上のアミノ酸が失われているので、食事として摂取する必要があるのです。
例えば100gの牛肉を食べたとすると、体内に取り込まれるタンパク質は18g程度ですから、体調の良い人でも毎日350gの牛肉を食べないと、不足するタンパク質(アミノ酸)は補えないことになります。
アミノ酸の構造
私たちの体に必要な20種類のアミノ酸は、どのような構造をしているのでしょうか?
最も単純なアミノ酸構造はグリシン、次はアラニンです。
アミノ酸を構成している元素は、炭素、水素、窒素、酸素の4種類で、20種類のアミノ酸、10万種類のタンパク質はこれら4元素があれば作ることが出来るのです。
4種類の元素から10万種類上のタンパク質を作るのですから、人間の体内には非常に優れた化学工場があると言えます。
アミノ酸が不足すると
20種類のアミノ酸のうち、体内で合成できない8種類の必須アミノ酸は、食品として摂るしかありません。
それでは、体内のアミノ酸が不足するとどうなるのでしょうか?
不足する原因としては、疲れていたり、ストレスを受けていたり、タンパク質の消化→吸収の機能が低下した場合になります。
そうなると、せっかく食べたタンパク質がアミノ酸にまで分解されなくなり、必要なアミノ酸が足りなくなってしまいます。
例えばヘモグロビンの量が低下して、体内でヘモグロビンを合成する必要があったとします。20種類のアミノ酸を集めてヘモグロビンを作ろうとしても、例えばリジンというアミノ酸が少なかった場合、リジンの代わりになるアミノ酸はありません。
多くのヘモグロビンを必要としても、不足しているリジンの量分しか作ることが出来ません。
リジンの量が不足しているだけでも、血液中で酸素を運ぼうとしているヘモグロビンの必要量を作れないということになります。
こういう状態が続くと、当然、いろいろな病気をしたり老化を早めたりします。
霧島黒酢でアミノ酸補給をお勧めするのは、タンパク質として摂取してもアミノ酸として活用できなかったり、タンパク質を必要量摂取できない場合であっても、アミノ酸の血中量を維持することが出来るからなのです。
コメント
Comments are closed.