高脂血症でお悩みのお客様からのご相談がありました。
血中脂肪が増えると、心臓や血管への負担が大きくなって重篤な疾患の原因になります。また、脂質代謝を司る肝臓への負担も大きくなってしまします。
脂質代謝を上げるためには、こまめな運動を欠かさないようにしたり、食事のバランスも気をつけなければなりません。
今回のご相談では、生活習慣に気をつけられており、食事や栄養補給も行き届いているようなのですが…高脂血症が治らないのと事でした。
日々の生活をお聞きしながら、次のようなアドバイスをさせて頂きました。
- サラダを食べる時は、ノンオイルドレッシングを使わない。
- 脂を控えても油はバランス良く摂る。
- 激しい運動はしなくても良いので、こまめに立ったり座ったりしながら体を動かす。
- 一気に大量にでも無くていいので、薄くした黒酢を定期的に飲む。
これだけ。
一ヶ月後の血液検査では、血中脂肪が下がってあと少しで正常値、悪玉コレステロールが下がって正常値、善玉コレステロールはほとんど変化無しの正常値を維持、血糖値も下がって正常値になっていました。
と、大喜びでご連絡を頂戴しました。
- 脂質を気にしてノンオイルドレッシングを使う場合も、脂質よりも体に悪影響を及ぼす添加物を使用している製品もあります。自分で食べる前にドッレッシングを作って頂くのが理想です。
- 動物性の脂質は控えめにしても、植物性の油は制限しすぎると体の油分が不足します。肝臓は脂質を処理したり貯蔵したりする臓器ですが、過剰な脂質制限は肝臓の機能を低下させる原因にもなります。生食ならαリノレン酸、加熱でも高品質な油を使い、温度帯によって胡麻油やオリーブオイル等を使い分ける事も大切です。
- 体を動かすことで脂質を代謝させるタンパク質の分泌を促し、脂質そのものを代謝・燃焼させる事も出来ます。激しい運動よりもじっとしている時間を減らすだけでも効果的です。
- 酢は古来から浄血作用のある食品と言われ、特にアミン酸の多い黒酢は肝臓の栄養になります。薬と違って副作用も無く、悪玉コレステロールを増やすという事もありません。
ここで安心して元の生活に戻ってしまうのではなく、これからも健康生活をお続け下さいませ。