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メディカル・カッピングの世界〜医療の現場で活躍する吸い玉治療
伝統的な療法の吸い玉は、家庭医療や東洋医学の療法だと考えられがちです。
ところが歴史を見て行くと西洋医療として活用されていた頃もあり、近年ではアスリート向けのカラダメンテナンス法としても使われています。
そして近年、西洋医学の医療器機関でも導入が進み、メディカルカッピングとしての吸い玉療法も広がりを見せていています。
その差は歴然〜吸い玉医療機として吸灸を選ぶ理由はここにある
以前より電動式カッピング(吸い玉治療)機器のお問い合わせを多く頂いておりまして、その中でも同価格帯の類似機器の比較を依頼される事が多くあります。
その際には「医療機器として認可されているか、その他の電動機器か」との比較や吸引の力や操作性・調整の仕方等について数機種を含めて返答をさせて頂いております。
プロアスリートも絶賛の吸い玉療法って何?
肌にガラス製のカップを吸着させる治療法『吸い玉』は伝統の東洋医学の治療法だと思われがちですが、実はヨーロッパでも古くから用いられている伝統的な療法です。
近年では電動式の吸い玉治療機器が発売されるようになり、家庭療法にとどまらず鍼灸やマッサージの施療院でも使用されるようになっています。日本でも医療機器の認可を取得した機器が登場し、整形外科や一般病院、福祉施設での活用もされています。
それでは、そもそも吸い玉とはどういった治療なのでしょうか?
基礎から学ぶ吸い玉療法〜経穴経絡③「任脈」
今回の話題は「任脈」です。
任脈の流注は、督脈と同じく胞中(小骨盤腔)から始まり、会陰部に出て、前正中線上(腹部、胸部、前頸部の中央垂直線)を上り、喉に至り、下顎の正中から下歯齦に至り、顔面をめぐって目に入ります。
上歯齦に入り、齦交穴(督脈)において督脈と会します。
別れた支脈は顔面を上り、承泣(胃経)において、胃経と会します。全身の陰脈経を調整し、陰脈の海と呼ばれます。
基礎から学ぶ吸い玉療法〜経穴経絡②「督脈」
今回からそれぞれの経絡経穴について解説していきます。
今回は「督脈」です。
督脈の流注(るちゅう)は、胞中(小骨盤腔)から始まり、会陰部に出て、後正中線上(背部の椎骨に沿った垂直線)を上り、後頭の隆起直下〔風府〕に至って脳に入ります。
さらに、頭部の正中を通り、頭頂部〔百会〕に上り、顔面部正中を経て上唇小帯の接合部で終わります。ここで任脈と会します。陽経脈を調整・監督し、陽脈の海と呼ばれます。
基礎から学ぶ吸い玉療法〜経穴経絡①「概論」
経絡の経は経脈のことで縦方向の連絡路のこと、絡は絡脈のことで経脈と経脈の連絡路のことを指します。経絡が人体を網目のように連絡することで、全身に気血(きけつ)を巡らせ、規則正しい活動を維持できるようになるのです。
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